社会人として、リーダーとして求められることを学んだ

研修を通じて気付けたこと・今後に役立てられること

①小さな約束を守ること

私は、今回の研修を経て現在の自分にとっての欠点を見つけることができた。それは、小さな約束を守ることである。具体的には、研修中の準備や発表における時間管理がとても甘く、その姿勢に指摘を受けた。これは、大学生になって、ただなんとなく過ごして自分の行動に責任を持たなくなった日々が導いた結果だと感じた。バスケに熱中していた頃は、普段の生活習慣がコートに出ると思い、厳しいルールを自ら設け、行動を通し仲間から信頼を獲得してきた。だから、社会人になれば自分はできる、と甘い考えを持っていた。しかし、人間はそう簡単に変われないことに改めて気づくことができ、社会人になる前にいち早く自分の行動に責任を持っていこうと振り返るいい機会になった。言葉にすることは簡単だが、大事なのは行動で示していくことである。仲間への信頼の一つだと思い、自分と仲間と約束したい。

②メカニズムを知る

私は、今までバスケットのキャプテンを何度か経験した。そこでのリーダー像は、率先垂範であり、まずは自分がやる、その姿から仲間に熱意を伝え、周りを巻き込んでいくというスタイルであった。顧問に技術の面でスキルアップを委ね、ソフト面の強化を自分がやっており、精神論で戦ってきたリーダーであった。だから、今回の研修は今までとは違う観点のリーダーシップを学べてとても興味深かった。特に、ビジネスでのリーダーにやりにくさを感じており、今自分に足りていない組織を導くためのロジックやメカニズムについて知ることができた。組織の方向性を定める目標の立て方や、コーチングのやり方など、これから社会人になって必要不可欠なスキルになってくると思うから、キャリア支援の活動を通して、実践してスキルを磨いていきたい。

③正しく伝える

私は、説明することが苦手であり、自分の意見を話すことも苦手である。だから、この「正しく伝える」の点で、PREP法を使いこなせる人になり、自分の考えを伝えられるようになることで、存在価値を高めていきたいと思った。またこの研修の中で、「時間は有限である」ということが一つのポイントであった。これは、ビジネスの世界で「時間」という重要な変数に気づくことができた。相手の時間を奪っているという意識をもち、その人と過ごす時間をより濃く価値ある時間にしていきたい。そのためにも、準備を大切にしたい。

研修参加前後での心境の変化・研修講師やA&PROメンバーへのメッセージ

私は、バスケでキャプテンをやったり、学校でもリーダーを務める経験が多かったりと、リーダーにもともと興味がありました。しかし、最近の活動の中で、自分はリーダーではなく1メンバーとして、ソフト面のサポートの方が向いているのではと思っています。その中で、改めてリーダーの本質について学んでみたいと思い参加を決意しました。

今回の研修を経て、リーダーに自分が向いているのかは少しわからなくなってしまったけど、一社会人として身につけておきたいスキルや考え方を学ぶことができてよかったです。また、エンカレッジでリーダーを務める機会があったら、今回の研修で学んだことを活かしてメンバーに還元しながら、スキルアップしていきたいです。

そして、研修にあたり本気で向き合ってくださった森口さん。今の私の素直な気持ちを引き出していただきました。自己防衛してしまうところや、本気で取り組んでいないことを真正面から伝えてもらい、学生時代に厳しいことを言われる機会がなかったので、大学生活の中でもとても刺激的な2日間を送ることができました。自分の弱みに丁寧に向き合うこと、そして何か前に進みたいという思いになれたあの瞬間を作って下さったこと、心から感謝しています。最後に、私たちのために準備を前日からしてくれたり、研修を見守ってくれたり、一緒に2日間全力で取り組んでくれたエンカレッジのメンバー一同本当にありがとうございました。私は、切磋琢磨し合い、良い早稲田支部をみんなで作っていきたいです。

これからリーダーシップゼミを受ける人へのメッセージ

この研修を受ける目的を明確にすることをおすすめします。なぜ、今この場にいるのか、この研修から何を学びどう活かしていきたいのか。そこが明確になると、この研修の効果は格段に高まると思います。リーダーの視点から自分の強みや弱みを知る良い機会になると思います。人として大切なことを学ぶことができ、社会人へのアクセルに繋がったと思うので、全力で頑張ってください!応援しています!!迷ってる人は挑戦してみてね!

研修を通じて学んだこと

  • 小さな約束を守ること
  • 準備ができていること
  • リーダーはメンバーの人生を預かっている
  • 責任を渡すという責任が生じる
  • 価値をもらうことは、価値を提供すること
  • 正しく伝える、正しく聞き取る
  • 失敗は悪いことではない
  • 目標SMART
  • 気づき
  • あらゆる仕事がコミュニケーションと結びつけると豊かになる
  • ネーミング(定義付け)
  • 時間は有限である
  • メカニズムを知る
  • ダブルチェック
  • 基準化、数値化
  • 概念化、構成要素、PREP法
  • 挑戦し続けること
  • 自分をまずは知り、弱みに向き合うこと
  • no deal
  • コミットメント
  • 相手の存在を信じる
  • コーチングは、マインドやスタンスを育ていくこと

この記事の著者/編集者

渡邊 麻友 早稲田大学  

するとコメントすることができます。

新着コメント

  • 藤原穫

    2021年09月11日

    自分がリーダーに向いているかどうかわからなくなってしまったとのことですが、リーダーは「準備ができている人」が担うべきで、先天的なこと、これまでの経験はさほど重要ではないと思います。

    渡邊さんが真のリーダーを目指し、本研修で学んだことをフル活用できるようになれば、向いている向いていないに関わらず、渡邊さんはリーダーといって良いのではないでしょうか!

    社会人としての活動を応援しています。

    リーダーズカレッジリーダー:藤原

最新記事・ニュース

more

そもそもプロジェクトとは何か。それを知ることによって、あなたが現在取り組んでいる活動をもっと豊かにすることができるはずです。プロジェクトの基本を学び、そのプロセスについて考えてみましょう。

大庭彩 上野美叡 2Picks

タスクには明確に優先順位が存在し、正しい優先順位でタスクに向き合うことが締め切りへの余裕につながります。緊急度と重要度のマトリックスを用いて改めてタスクへの優先順位をつけることを意識したいです。

大庭彩 1Picks

皆さんがリーダーを務める組織にはMVVやスローガンと言ったメンバー全員が認識している「共通目標」はありますか? そして、今その「共通目標」を何も見ずに口ずさむことができますか? もし、一度決めたことがある共通目標が形骸化してあまり浸透していない場合は私と同じ苦悩を経験するかもしれません。

大庭彩 1Picks

たとえ意見が対立しても、プロのコンサルタントやコーチは相手を導くことができる。 基礎1~3を通じて、科学的なメカニズムから築き上げた実践型コーチングについて、ロールプレイを中心に活用方法をトレーニングしていきます。 現場の活動と有機的に結びつける知恵と、今後のプロジェクトに活かす行動力。 これらを大切にするリーダーのための研修です。

たとえ意見が対立しても、プロのコンサルタントやコーチは相手を導くことができる。 基礎1と基礎2を通じて、科学的なメカニズムから築き上げた実践型コーチングについて、ロールプレイを中心に活用方法をトレーニングしていきます。 現場の活動と有機的に結びつける知恵と、今後のプロジェクトに活かす行動力。 これらを大切にするリーダーのための研修です。

「自分と仕事をしたいか」と思われているかどうかは他者の言動を大きく変化させます。相手方の時間を頂いているという認識があなたの評価を変えるでしょう。適切な準備を行うことで周囲と豊かな関係性を築きたい方に必見の記事です。

大庭彩 香山 渉 谷口 宗郁 3Picks

たとえ意見が対立しても、プロのコンサルタントやコーチは相手を導くことができる。 基礎1と基礎2を通じて、科学的なメカニズムから築き上げた実践型コーチングについて、ロールプレイを中心に活用方法をトレーニングしていきます。 現場の活動と有機的に結びつける知恵と、今後のプロジェクトに活かす行動力。 これらを大切にするリーダーのための研修です。

「周りの声を意識して思っていることを伝えられず、自分だけが辛い思いをしている...。」「それもあって、周りに対して愚痴が溜まっている...。」この悪循環を引き起こすコミュニケーションを、A&PROではPassive(受身的)なコミュニケーションと捉えます。そして悪循環を解決させるには、「Passive(受身的)」を「Assertive(自己主張的)」へ変容させていくことが重要です。

矢後慶樹 前田佳祐 大庭彩 3Picks