双方向の尊敬が成長角度を高くする

多くのリーダーは日々メンバーに尊敬されるように努力をしていると思います。また、リーダーや先輩を尊敬し、努力するメンバーは多いのではないでしょうか?

今回の記事では、この反対であるメンバーを尊敬するリーダーと、リーダーに尊敬されるメンバーの関係性について紹介します。双方向の尊敬を目指すことで、成長の角度はより一層高まっていきます。

クレド2 :互いに尊敬しあえるチームであれ

尊敬し合えるチームでなければ、最高のサービスは提供できない。プロ同士、互いに馴れ合いを排除する勇気を持って「尊敬される努力」と「尊敬する努力」をし続け、長所を生かし合えるチームを作ります。

尊敬しあう関係性

そもそも尊敬とは?

皆さんはいつ尊敬という言葉を使うでしょうか?

一般的には、自分に足りない要素を持っている人や自分の理想像を体現している人などに対して使う言葉だと思います。

今回私は尊敬という言葉を、

 相手の行動や能力を肯定的に評価し、価値があるものと認めること

と定義してみます。

この定義に従えば、尊敬する対象はその人自身であり、社会的なレッテルは対象とならないことになります。

メンバーに対して尊敬していますか?

自分のメンバーに尊敬してもらうために努力するリーダーは数多くいるでしょう。しかし、自分がリーダーであった時に、メンバーを尊敬しようと思ったことはありますか?

実は、リーダー・メンバーという上下の関係が邪魔をして、無意識に相手を対等に見れなくなる場合があると思います。

実際私自身も、今の就活支援団体でリーダーを務めた当初、メンバーを成長させてあげなくてはいけない、という考え方に囚われていました。もちろん、メンバーの成長に貢献することは重要です。しかし、自分はメンバーを一個人としてではなく、『育ててあげる』対象という観点で見てしまっていたのです。

その結果、「まだ足りない、まだ足りない」と、メンバーの至らない点や短所にばかり目がいき、それを改善させるために自分はどうすれば良いのか悩む時期がありました。

模範となるリーダー像との出会い

私にメンバーを尊敬し、それを伝える重要性を理解させてくれたのは、このA&PROの研修で出会った講師の森口さんでした。自分は森口さんを尊敬して、一つの目標としていますがそれは先述した一般的な尊敬でした。つまり、この人のようになりたい、この人のこういう部分を吸収したいという尊敬です。

しかし、森口さんが自分に対して

「信宗の○○なところはとても尊敬できるし、学びや自分を考え直すきっかけになります。」

という言葉を投げかけてくれる事がありますが、これは自分にとっては衝撃でした。なぜなら、自分の尊敬する人も自分に対して敬意を持って接してくれているからです。

この言葉を聞いてから、自分が尊敬する人物に評価されているならもっと自分を成長させなければ、という使命感に駆られるようになりました。

この経験から、メンバーの成長というのは足りないところを指摘する事だけでなく、優れたところを肯定し、尊重することからも生まれるという事を知りました。

メンバーを肯定し、尊敬できるリーダーへ

メンバーそのものを判断・評価する

この一件を経て、自分のメンバーへの尊敬するように意識していましたが、メンバーにも成果を上げられる人、挙げられない人がいるため、いきなり尊敬しようとも難しい面がありました。

そこで私がメンバーを尊敬するために大事にしたのは、バイアスをかけて判断しないことです。

バイアス、つまり相手への偏見やイメージを排除することで、その人自身の個性の面で評価を出来るようになりました。

この結果、組織の中でのコミュニケーションやメンバーとの関係性は大きく改善されました。しかし、もう1つ明確に自分の中で変わったことがあります。

メンバーを尊敬することで得られる付加価値

メンバーを尊敬することで、メンバーや組織だけでなく、自分に対してもメリットがありました。

それはメンバーへの尊敬が自分の成長に繋がることです。

メンバーを育てなくてはいけない対象として見ていたときは、メンバーの欠点が目についていました。その場合、相手を否定的に見ていたため、それを自分に取り入れようという気持ちにもなりません。しかし、メンバーを尊敬するようになってからは、相手を肯定的に見るようになり、その長所を取り入れたいと思うことが増えました。

自分より優れた要素を持つ人はたくさんいます。相手の優れた点を否定的にみれば嫉妬に、肯定的にみれば尊敬に変わります。そして、嫉妬は成長を生みませんが、尊敬は成長を生むことを学びました。

最後に

今回の記事では相互に尊敬しあえるチームを作ることで、メンバーの育成にもリーダーの成長にもメリットがある事を紹介しました。

リーダー・メンバーというマネジメントの関係性から一歩離れ、一個人としてお互いを尊重しあうことで、さらに成長できる余地があるでしょう。

この記事の著者/編集者

信宗碧 早稲田大学 文学部 美術史コース  リーダーズカレッジ リーダー 

就職活動を通して就職後のキャリアを楽しみにしている学生が少ないことに課題感を覚え、大学生に向けたキャリア支援を行うNPO法人『エンカレッジ』に加入。
納得したキャリア選択のためには視野を広げることや自分の中のバイアスに向き合うことが重要だと考え、学生に考えるきっかけを提供できる企業案件の担当するセクションのリーダーを務める。

現在10人規模のメンバーのマネジメントと支部のブランドイメージ構築に向け、活動しています。

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