精神論ではなく、ロジックで考えることの大切さを知った

研修を通じて気付けたこと・今後に役立てられること

①責任を渡すことは、責任を渡すという責任があること

このトピックで気づいたことは「リーダーからメンバーへ仕事を任せることは、『任せた』ということに対する責任と『結果』の責任が生じること」である。私は、リーダーとして組織の先頭に立つ時に、メンバーにどこまで頼れば良いのかわからず自分で抱え込む傾向にあった。特に高校2年生の時に部活のキャプテンを務めた際は、よく先生から「もっと人を頼りなさい。」と言われ、現在所属している就活支援団体のチームリーダーでは、前回の反省からメンバーへの役割分担を意識して取り組んでいる。

役割分担の際にメンバーの裁量やモチベーションの向上、コミュニケーションに苦戦していたが、この研修を通じて、メンバーに仕事を渡したら一切放任して良いというわけではなく、リーダーは関わる全てに対して責任を持つことを学んだ。そして、相手に仕事を渡す際は「権限」と「義務」を与えること、自身とメンバーで期待値を設定した上でその取り組み姿勢を評価すること、また、仕事が終了した後はフォローアップをすることの必要性を学んだ。私は経験から、特に期待値の設定とフォローアップが足りなかったことに気づいたため、今後直近にあるセクションの担当領域の統括を進める際に、メンバー一人一人に対してこれらを意識して行動したい。

②真のリーダーとは「弱みに向き合うことができている人」

私は研修を通じて一番の気づきが「弱みに向き合うことが、人の成長に繋がること」である。私は研修の二日間とその後を通じてこれを大いに実感した。自分と向き合うことは非常に勇気と覚悟が必要であり、私は特に苦手で感情的になってしまうが、向き合う度に自分が強くなれた気がした。その理由は、自身が立てた「自分の弱みと向き合い行動する」約束を誠実に取り組んだからだ。

そして、その約束に対して誠実に取り組めたのは、講師の森口さんやメンバーがきちんと目をみて話を聞いてくれたり、自身が取り組む姿勢を認めてくれたからこそ、自分の中で遂行することができたということに、この振り返りを書いている中で気がついた。私はその気づきを通して、次はメンバーが弱みや辛い場面にあった時を「成長のチャンス」として向き合っている状態を認め、約束に対してのメンバーの取り組みに誠実に寄り添いたい。今回得た気づきを、メンバーの成長に還元したいと思う。

③No deal「組織を磨き上げる」

私が研修で初めに大きな気づきを得たことが「No deal」である。これは、私が就活支援団体のチームリーダーを務めた際に、活動を共にしたメンバーが辞めた出来事を仲間に共有したことがきっかけで得られた。私は今までメンバーが組織を辞めたことに対する責任や過去の行動に焦点を置いていたが、No dealの「人にはそれぞれ進むべき道があり、その道が異なった場合もあることから、メンバーの選択を尊重してあげること。そして、リーダーとして果たすべきことは『そのメンバーが離れてもまた戻って来たいと思える組織を作り上げること』」を学び、マイナスの出来事に対して私が向くべき方向は過去ではなく、未来であることに気づいた。

チーム活動では予想と反することは今後もたくさんあると思うが、私はそれを受け止め自分が変える側に周り、組織を作り上げる側やメンバーを高める側を徹底したいと思う。

研修参加前後での心境の変化・研修講師やA&PROメンバーへのメッセージ

貴重なお時間を本当にありがとうございました。今まで何度かリーダー経験をしてきましたが、今やっているリーダー活動での出来事を通して、理想のリーダー像を一から学びたいと考え参加を決意しました。私は精神論で物事をくくりつけてしまうことが時々ありますが、研修では物事は全てメカニズムでできていることを何度も教えていただきました。その度に自身のハードスキルの足りなさを痛感した一方で、ロジックの大切さを知る(正確にはその存在を知っていたかもしれないけれども、今まで避けていたことから逃げずに向き合う)ことができたのは大きな収穫だったと思います。短期間で取得し使いこなせる状態になるのは難しいと思いますが、団体活動や一緒に学んだメンバーの存在、学びそして実践できる環境があるこの今を大切に行動したいと思いました。推薦してくれた方や設営してくれたメンバー、二日間一緒に向き合ってくれた参加メンバーや講師のみなさん、本当にありがとうございました。

これからリーダーシップゼミを受ける人へのメッセージ

私は、取捨選択が広がった大学生になってから特に、100%本気で何かに向き合い、頭をフル回転させながら取り組む環境に出会うことは難しくなったと感じています。その中で、それぞれの悩みを抱えたリーダー候補たちが集まり本気で向き合うこのプログラム機会はとても貴重であり、学生時代にこれを経験できたことは、必ず現在の団体活動や未来に繋がると確信しています。私は特に「今何かモヤモヤしている人」、「今までの人生で不完全燃焼した経験がある人」にはぜひ参加を選択して欲しいと心から思います。参加者全員が紹介する通り、これはただの研修やインターンではなく、講師も本気で向き合ってくださり、参加者全員が限界以上にやり切るプログラムになっているため、遂行するには大きな覚悟と目的が必要です。しかし、受講することで今まで気づかなかったこと、新たな学びをたくさん得られる研修を通じて、必ず一歩成長することができます。そして、受講の際は自分をカッコつけず、素直な自分で参加することをおすすめします。受け身にならず主体的に取り組み、準備を念入りに行い、自分だけではなく相手にも新たな気づきを与える勢いで、一分一秒を無駄にせずたくさんのことを吸収して欲しいと思います。

研修を通じて学んだこと

  • リーダーとは:弱みに向き合っていることができている人
  • リーダーはメンバーの人生を預かっている
  • 不明確なものを仕事として定義すると、全体像とゴールが決まり意義あるものになる
  • あらゆる仕事をコミュニケーションと結びつけると豊かになる
  • 失敗は悪いことではない、次に活かすことが大事
  • リーダーとは:メンバー一人一人の想像力を膨らませることができる
  • 予想と反しても、それを受け止め自分が変える側に徹する
  • 自分に自信をつけるには、自分との約束にいかに『誠実』に向き合ったかである
  • No deal、人の選択を尊重し、リーダーは組織を磨き上げる
  • 責任を渡すことは、責任を渡す責任がある
  • リーダーに向いていない人に物事を任せるのは×だが、「実験的」に任せてみるのはあり
  • ビジネスにおいては、情報を限られた時間内に
  • うまくいっていない時にこそ積極的なコミュニケーションを
  • 目的・目標とモチベーションを結びつける
  • 目的・目標が明確になった瞬間、ノルマはコミットメントに変化する
  • 相手の発言内容を判断するのではなく、その人の存在を認めてあげる

この記事の著者/編集者

花﨑涼香 早稲田大学  

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新着コメント

  • 田村稔行

    早稲田大学 基幹理工学部 情報通信学科 2021年08月28日

    メンバーに責任や権限を渡すことと、その後のコミュニケーションについて。リーダーが自らの責任を全うするためにも、そのように周囲のメンバーに向き合うことは欠かせないものであると感じました。

    また、同じ大学生として、不完全燃焼になってしまうという同様の悩みを抱える人が多いと感じます。研修で学んだことを活かし、花﨑さんが周囲のメンバーが完全燃焼できるよう、自分自身や周囲のメンバーと向き合っていくことを応援しています!

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あるテーマについて、真剣に話し合うという経験は、非常に貴重でためになるものであると思います。その一方で、そういった機会はなかなか得られないことが多く、今回参加させていただけたのは非常に嬉しかったです。 私は今2年生ですが、アルバイトを始めたとき、リーダーになったとき、大学生になったとき、もっと早くこのような経験をしておけたら良かったなと思うとともに、今からでもやっていきたいと思いました。