日本の変革を推進するリーダーへ

プロフィール

名前:須賀渉大(すがしょうた)

出身:千葉県習志野市

大学・学部:早稲田大学 政治経済学部 政治学科

【主な活動】

学生団体AIESEC
(2019年4月~2020年12月)

AIESECは海外インターンシップ事業や国際交流イベントなど、若者が世界を身近に感じリーダーシップを育むような事業を運営する非営利組織です。成功も失敗も体験し、今やりたいことに繋がっている経験の1つです。

海外ボランティアサークルWhabitat
(2019年4月~2021年10月)

大学1年時にインドネシアのジョグジャカルタで、住居建設やコミュニティ支援のボランティアを2〜3週間ほど経験しました。貧困・教育格差など様々な社会問題を目の当たりにした経験で、将来の夢に繋がった経験の1つです。

キャリア支援団体en-courage
(2021年12月~現在)

キャリア支援団体en-courageの一員として活動中です。より多くの早稲田生がキャリアについて真剣に考え、自分らしい人生を歩めるように日々活動しています。

【就業経験】

日本一の生徒数を誇る通信高校で授業補助
(2021年2月~2022年3月)

ICTを活用した教育が特徴的で、プログラミングや投資、イラストなど様々な経験、学習ができる環境です。TAとしてグループディスカッションのファシリテーターなどを努め、生徒の成長に貢献しています。授業に対する事前準備、要点に絞った解説の仕方が称賛され、TAの中で月間MVPを獲得した経験があります。

【部活動】

フィールドホッケー部
(2016年4月~2019年11月)

高校はフィールドホッケー部の活動に夢中でした。強豪校に勝つための作戦を思考すること、1つのパスに意図を込め、思いを汲み取りボールを繋いでいくことに魅力を感じました。最終的には関東大会出場、国立大会予選東京都代表という結果を残せました。

私の経験談

新たなリーダー像との出会い

私の大学生活は学生団体AIESECとの出会いから始まりました。
AIESECとの出会いによって「目指すリーダー像」が大きく変化しました。

AIESECでは組織の目標は自分たちで決めます。海外インターンシップ参加者数、組織の人数、イベント立案数など、年度によって目標は異なります。また、参加目的はメンバーによって異なり、海外経験がしたい方・リーダー経験を積みたい方など様々な方がいます。

これは今までにない困難な環境でした。

部活動などでは大会優勝などの明確な目標が最初から設定されており、メンバーの目的も組織の目標と親和性が高いと思います。目指すべき方向が決まっており、メンバーの意欲も高い環境であるため、結束力は高まりやすいと思います。

一方でAIESECは目標、目的が明確に決まっていない中で、成果を自ら定義して異なる目的を持つメンバーを巻き込んでいく必要があります。リーダーとしての力量が試される環境であり、AIESECでリーダー経験を積むことは社会人人生で必ず糧になると確信しました。

そして、尊敬する先輩との出会いもありAIESECに入会することを決めました。組織からの信頼が厚く、多くの人が「彼のためなら力をかしたい」と語ってました。組織全体を巻き込み、成果を必ず出す先輩の魅力に惹かれ、私もそうなりたいと心から思いました。

”共に”価値を創り上げたい

私にはリーダーとして忘れられない経験があります。
学生団体AIESECで目標達成のために妥協なく誠実に向き合い、1つの価値を共に創り上げた経験です。

私は主幹事業である海外インターンシップ事業の運営として、渡航者の成長支援を目的にコーチングや行動計画の設計を行っていました。当初は私ばかり提案をしていた関係でしたが、渡航者の目標達成に全力でぶつかる私の姿勢に感化された渡航者が自発的に提案をしてくれるようになりました。

提案を基に試行錯誤をした結果、渡航者が望む教育系のプロジェクトを現地で成功させることができ、渡航者から沢山の感謝の言葉を頂きました。

高校や大学でリーダーとして活動していた一方、マンパワーで問題解決、目標達成をすることが多かった自分にとっては今までにない喜びがありました。共通の目標を達成するために全力を尽くし、価値を共創することの楽しさを味わいました。また、全力でぶつかり合うことで互いの成長、目標達成につながったことに満足感がありました。

人生で初めて”怖さ”を知る

リーダーとして喜びを感じた経験がある一方で、不甲斐なさを感じた経験があります。学生団体AIESECで幹事長を目指したものの、途中で諦めた経験です。

当時の私は同学年をまとめることも多く、自分を成長させてくれた組織に対して恩返しがしたいという思いから、幹事長を決める選挙に立候補しようと考えていました。団体の問題点、あるべき姿を四六時中構想し続け、AIESEC漬けの日々を送っていました。しかしながら、コロナ禍で海外事業が停止してしまったこともあり、仲間の意欲は削がれていきました。自分以上に団体に対して思考をしてくれる仲間もおらず、誰にも頼れず孤独でした。

様々な葛藤をした結果、幹事長という立場ではなくメンバーとして貢献することを決めました。

何十年も続く団体の代表として、多くのメンバーの想いを背負い、団体を新たに導いていく自信がなかったからです。1つの判断が団体やメンバーの将来を変えてしまうと考え、恐怖感を抱きました。リーダーになる覚悟も実力もない自分に嫌気が指しました。

この経験は一生忘れることがないと思います。

ただ、この経験を乗り越えてこそ、自分は更に成長することができると思っています。当時は非常に苦しい経験でしたがこの経験を通して、失敗した後の向き合い方、仲間の巻き込み方など多くのことを学べたため、今では良い経験だと感じています。

大学4年生で成し遂げること

過去を乗り越えるために、今に向き合う

私は大学4年生の時間をキャリア支援団体での活動に打ち込むと決めています。理由は2点あります。

  • 就活時にキャリア支援団体でお世話になった恩を還元したかったから。
  • 所属していた学生団体と環境が似ているNPOで再挑戦することに強い意義を感じたから。

過去に乗り越えられなかった経験に再挑戦したい、乗り越えて成長したいという思いがあります。
その過程で私の理想である、

  • 目標を達成させる組織を創る人材
  • 目標達成のためにチームメンバーの力を最大化させる人材

上記のような人材に成長していきたいです。

真のリーダーに一歩ずつ近づく

キャリア支援団体では4ヶ月間、チームリーダーとして、以下の2点に対して責任を負っていました。

  • 月30人程度のユーザー獲得、月200件程度の企業案件紹介などの数値目標達成
  • 5人のチームメンバーのマネジメント

チームメンバーと毎週1on1を行い、目標達成に向けた戦略策定やモチベーションの向上に努めました。。結成初月は目標未達でしたが、翌月以降は特定の領域で数値目標達成、組織1位の結果を残すことができました。最終月には成果指標の4項目の中、3項目で支部1位の成績を残し、残りの1項目は支部1位ではないものの目標達成することが出来ました。

現在はユーザー獲得の部署でリーダーとして、以下の2点に挑戦しています。

  • 年間3000人のユーザー獲得
  • 10人の部署メンバーのマネジメント

1人では到底達成できない目標を追っています。組織やメンバーに対して何が出来るかを問う毎日ですが、目標達成に向けた努力を日々惜しまずに思考と行動をします。そして、頼れるメンバーと共に必ず最後までやり遂げます。

将来の夢

日本の変革を推進するリーダーへ

私には日本を課題解決先進国にしたい、持続可能な社会の実現に貢献したいという思いがあります。ビジネスを通じて社会課題を解決する事業や持続的な社会の仕組み作りに携わりたいと考えています。

学生時代に海外ボランティアで訪れたインドネシアでは貧困問題、子供の機会不平等という社会問題、地方創生プロジェクトで訪れた種子島、高知県の北川村では少子高齢化、労働人口流出、技術格差などの社会問題を目の当たりにしました。

深刻な問題を見て、何もできない無力感がありました。自己犠牲や良心で成り立つ慈善活動では根本的に解決しないことを痛感しました。

課題先進国と称される日本ではこれから多くの課題と向き合う必要があります。少子高齢化や貧困問題、人材不足、待機児童など課題は多く、課題の数だけ苦しむ人がいると思います。訪れた地域で「どうすれば良いかわからない」と困惑する人たちを見てきました。

そういった人を少しでも少なくしたいという思いから、日本を課題解決先進国にしたい、持続可能な社会の実現に貢献したいと考えています。

まだ解決したいテーマを選択していませんが、多くの業界と携わる中で自分の人生をかけたい領域を見つけていきたいです。

また、解決困難な社会問題などは単独で解決することは難しく、様々な利害関係者にとって意義のある関係性を構築し、共に価値を創り上げることで解決に近づくと思います。

社会のあるべき姿を構想して実現までやり遂げる人材になるために、所属する学生団体で力を磨き続けます!

この記事の著者/編集者

須賀渉大   

早稲田大学政治経済学部政治学科卒。大学3年時までは海外インターンシップ事業の運営、国内外ボランティア、教育系の長期インターンなど様々な活動に尽力。大学4年時には日本最大のキャリア支援団体の早稲田支部長として100人を超える仲間と、事業・組織共に持続的な成長を遂げる団体の基盤創りに挑戦。ボランティアで深刻な社会課題を目の当たりにした経験から「日本を課題解決先進国にしたい」と考えている。社会人では金融とデジタルの分野で専門性を磨き、将来は社会的価値と企業的価値を両立した事業、組織創りに携わり、社会問題の解決及び日本の変革への貢献を志す。

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